アリの話③ ~アリの分業の意味~@本八幡

こんにちは。虫太郎です。前回はオスの一生のお話しから、文末に単体で生きていく能力がないのは何もオスアリに限った話ではないことをお伝えしました。今回はそのあたりのお話をしていきます。

 

その前に少し学術的な話を。(主に分類の為などの)研究や調査など学術的な記録を残す目的でアリの標本を作る場合、“学術的な標本”として取り扱う上で基本とされている採集方法として「巣自体を1匹の昆虫のつもりで採集する」ことが望ましいとされています。

 

つまりここで言いたいことは、要は「アリは1つの巣自体が1つの個体」として捉えることが、学術的な視点において存在しているという事です。何でそんな話を持ち出したかといえば、そこで単体で生きていく能力がないのは何もオスアリに限った話ではないというところに行き着くのです。

 

どういうことかというと、例外もありますが多くの昆虫は卵から孵化し、幼虫となった時点で自ら餌を見つけて、身を守り、脱皮を繰り返して成虫となり、伴侶を見つけ、子(種)を残し、死に至るまでその昆虫一個体で行います。ところがアリの場合、前述の通りオスは基本的に子種を残すことだけが役割だし、働きアリは基本的に伴侶を見つける行動を取らないし、卵も産まない。

 

もっと言うと、オス・メスに関係なく幼虫は(主に働きアリに)餌を与えられて育つ事を考えると、多くの昆虫が一個体で行っている事をオス・メス・働きアリなどそれぞれの一個体においてはいずれにも行えないことが存在するのです。

 

逆をいえば、アリの中でそれぞれの個体によって分業制が引かれていると言えるでしょう。個々のアリには確かに一個体において単体で生きていく能力はないと言えるのですが、一つのアリの巣の中が拡張していくと数十万を超えるほどのアリが存在するケースがあります。アリのように分業制を敷かない他の昆虫において一個体の産んだ卵が数万・数十万の単位で成虫になることなどおおよそありえない事です。

 

これは働きアリに巣の拡張や防衛、卵・幼虫の世話、採餌等を任せる事により女王は卵を産むことに専念し、幼虫・繁殖に関わるアリなどは危険にさらされる可能性を巣や働きアリに守られることによって小さくする事ができることによってそれを可能にしています。

 

ところでクイズです。上記の点を可能にすることが分業制を敷く最大の利点をもたらすことにつながるのですが、それはどういうことでしょう?正解はまた次回・・・。

左から働きアリ・オスアリ・働きアリ(大型)・メスアリ

 

 

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