『秋の夜長~読書のススメ・その5』@本郷

こんにちは!リバーサル本郷・スタッフの中村です。
日がすっかり早く暮れるようになり、晩秋となってきました。
冬も間近ですね。
さて、秋の夜長の読書のおすすめ本を紹介する5回目です。
 
今日おすすめするのは、
小川糸著『ツバキ文具店』
 
テレビドラマ化もされていますが、私はドラマは見ていません。
 
家族、親友、恋人へ⋯⋯。言いたかった ありがとう。
言えなかった ごめんなさい。
伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします。
 
鎌倉の山のふもとにある、小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。
店先では、主人の鳩子(はとこ。あだ名はぽっぽちゃん)が、手紙の代書を請け負います。
“文字に関すること、なんでも承り〼。”
代書という仕事があるとは、この本を読むまで私は知りませんでした。
和食屋のお品書きから、
祝儀袋の名前書き、
離婚の報告はがき、
年賀状、絶縁状、
借金のお断りの手紙まで、
頼まれた書き物をその人に代わって書くのです。
仕事を請け負うと、それを出す人・受取る人の年齢、人となり、内容、諸々を考えて、
便箋、筆記用具、インクを選びます。
そして、書体も、豪放磊落、つつましく、などその人に合った書体で書くのです。
 
ゆっくりとした時間が流れるツバキ文具店。
そこに代書を頼みに来る面々とぽっぽちゃんの交流が北鎌倉のしっとりと落ち着いた街並みの中で語られていきます。
ワキを固める登場人物も、
お隣のバーバラ婦人、男爵をはじめ個性豊かな人物ばかり。
後半ではぽっぽちゃんの恋の行方も気になります。
 
私は一年ほど前にこれを読んだ後、無性に自分も誰かに手紙を書きたくなり、
便箋やペンを買いました。
が、、、
まだ結局誰にも書いていません。
スマホで気軽に意志疎通ができる今ですが、
時間をかけて、自分の気持ちを込めた字で、
気持ちを伝えることもとても素敵なことだと思います。
ぜひ、一度読んで見てください。
 
続編となる『キラキラ共和国』も既刊となっています。

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