合理的配慮とは

合理的配慮って?


合理的配慮とは、障害者から何らかの助けを求める意思の表明があった場合、過度な負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁を取り除くために必要な便宜のこと、とウィキペディアに書かれています。

これは社会生活を営むにあたり、インフラや人的サービスなど受けられる支援が健常者を基準にされていることが多く、障害者はその恩恵を受けられない状況があります。そういった社会的障壁を取り除き障害者も平等にサービスを受けられるようにするという考え方です。


合理的配慮の根拠となる法律は?


そもそもその考え方が初めてでたのは2006年国連総会で採択された、障害者の尊厳と権利を保障するための条約の第2条です。その中に初めて「合理的配慮」という言葉が出てきて、「障害のある人が他の人同様の人権と基本的自由を享受できるように、物事の本質を変えてしまったり、多大な負担を強いたりしない限りにおいて、配慮や調整を行うことである」と説明されています。

それを受けて日本で2016年に施行された障害者差別解消法にも、その考え方が反映されました。


合理的配慮は誰がする?

障害者差別解消法の目的としては、すべての国民が障害の有無にかかわらず、お互い尊重しあう共生社会を実現できることが掲げられていますが、まず国や行政機関、会社などの事業者は、そのお手本となるよう第7条と第8条で以下のように義務、努力義務の別に規定されています。


 

不当な差別的

取扱いの禁止

合理的配慮の提供

環境の整備

行政機関等

義務

義務

努力義務

事業者

義務

努力義務

努力義務


合理的配慮の事例


事例で考えてみましょう!

例☆公共施設を利用するにあたり、車いすでは入り口の段差を乗り越えられないので、職員に手伝ってほしい

これを上記の合理的配慮の表に照らし合わせて考えると

不当な差別的取り扱い⇒正当な理由なく障害者の利用を拒む

合理的配慮の提供⇒職員が手伝う、段差に携帯スロープをかける、など。

環境の整備⇒携帯スロープを購入する、段差をバリアフリー化する工事をする、など。

となります。


合理的配慮でNGとなること


「先例がありません」

⇒先例がないことは断る理由にはなりません

「特別扱いできません」

⇒特別扱いではなく、障害のある人もない人も同じようにできる状況を整えることが目的です

「もし何かあったら」

⇒どういうリスクが想定され、それをなくすためにどう対応できるか検討する必要があります


合理的配慮って絶対しなきゃならないの?

配慮の申し出があっても、合理的ではないもの、過重な負担となるものについては断ることができます


・筆談で対応できるやりとりに、手話通訳者の派遣を求められた

・必要性がないのに買い物中は常に店員が同行することを求められた 等


【参考文献】

・ウィキペディア

・平成29年11月 障害者差別解消法 【合理的配慮の提供等事例集】 内閣府障害者施策担当

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