適応障害

〇適応障害とは

 適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとても耐えがたく感じられ、それにより気分や行動面に症状が現れるものをいいます。ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているため、その原因から離れると症状は次第に改善します。

 

〇症状

 適応障害は、抑うつ気分、不安、怒り、焦り、緊張などの情緒面の症状があります。行動面では、行きすぎた飲酒や暴食、無断欠席、また攻撃的な行動などの症状がみられます。不安が強く緊張が高まると、体の症状としてどきどきしたり、汗をかいたり、めまいなどの症状がみられることもあります。

 適応障害では、ストレス因から離れると症状が改善することが多くみられます。

たとえば、学校や仕事上の問題が原因となっている場合、通学や通勤の日には上記のような情緒面の症状が現れますが、休みの日には憂うつな気分などが少しは楽になり、趣味を楽しむことができることもあります。

 

〇うつ病と適応障害の違い

 上述のとおり、適応障害はストレス因から離れると症状が改善することがみられますが、うつ病はそうはいきません。環境が変わっても気分が晴れず、憂うつな気分が続き、趣味などを楽しむことができなくなります。

 持続的な憂うつ気分、興味・関心の喪失、食欲低下、不眠などが2週間以上続く場合は、うつ病と診断される可能性が高くなります。このように、適応障害はうつ病などの重篤な病気の前段階の可能性があるともいえるのです。

 

〇治療法

 適応障害の治療法として、以下の方法がとられます。

 ・ストレス因の除去…環境調整を行う

           (例:職場の配置転換、暴力をふるう恋人から離れるなど)

 ・本人の適応力を高める…ストレス因に対してその人の受け止め方を明らかにし、

             ストレス耐性を高める

           (例:認知行動療法や問題解決療法によるカウンセリング)

 ・情緒面や行動面への介入…薬物療法を行う

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